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鹿と北海道について

※2枚目の画像に鹿肉画像があります。苦手な方はご遠慮くださいm(_ _)m

先日、江別蔦屋書店さんで「むかわのジビエ」本川哲代さんとBuck and Craft「DeerPark」の原ななえさんの「蝦夷鹿の産業」トークショウへ行ってきました。

時間がギリギリだったので席はすでに満席。多くの立ち見の方がいました。私も立ったままお話を聞きます。
「むかわのジビエ」さんを知ったのはSNSの記事でした。蝦夷鹿への愛情がひしひしと伝わってくる記事を見て興味を持ち一度お会いしてみたいなと思っていました。
今回は多くの方々が本川さんに会いにきており忙しそうなのでトークショウを楽しませてもらった後に直ぐに退却しましたが、今度お会いする機会があればゆっくりとお話をしてみたいと思うほど素敵な方です。

近年北海道では蝦夷鹿が増えすぎて農作物が荒らされる被害が問題になっています。
知らなかったのですが蝦夷鹿は以前絶滅の危機にあったそうです。
そこから蝦夷鹿の保護を始め、今では天敵だった蝦夷狼などが居なくなった事などもあり増えすぎてしまった。
駆除という形で殺して終わりではなく、そのお肉や皮を余すところ無く使って全てが無駄のないようにしたい。との思いから自分で食肉処理場を起業し、そのお肉を大事に調理してくれるレストランに卸したりペットフードとして使われているそうです。

 

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「DeerPark」の原さんは
加工の難しい蝦夷鹿の皮を余すところ無く大事に使いたいとの思いから
鹿皮の鞣業者さんを自ら探し見学して加工して貰った皮で作品を作って
多くの人に蝦夷鹿皮の良さを知ってもらいたい。と頑張っている方です。

お二人とも有害鳥獣駆除として鹿を殺さなくて良くなったらこの仕事はしない。とおっしゃっていました。現状ではどうしても駆除しなければならない。だとしたらただ命を奪うのでは無く、奪った命を食べ切ってあげたい使い切ってあげたい無駄にしたくないとの思いで仕事に向き合っていました。

※鹿肉写真あります。

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実際に道を走っていて蝦夷鹿に会うことがよくあります。
道路に出て特に車を怖がる様子もない鹿を見ていると、いつか事故にあうのではないかと心配になります。
同じ北の大地に共生する生き物同士がどのように生活したら良いのか。1時間ほどでしたがとても考えさせられる内容のトークショウでした。